【SUZUKI】鈴木修会長兼社長が社長職を退き鈴木俊宏副社長が後任社長に昇格

◆2015年6月30日/スズキ・発表◆

-スズキ(SUZUKI)は鈴木修会長兼社長(85)が同日付で社長職を退き-
-長男の鈴木俊宏副社長(56)が後任社長に昇格-

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鈴木修氏代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO)へ

独フォルクスワーゲン(VW)との提携解消交渉が長期化する中、
焦点だった後継問題に道筋をつけることで経営体制を強化する狙いだという。

東京都内で記者会見した修氏は、
「スズキの企業規模はワンマンの限界を超えている。若手に経営を譲りたい」
と社長退任の理由を説明。

スズキ新社長鈴木俊宏氏

「『中小企業のおやじ』に依存してきた体質を脱却する」
と企業体質の改革に意欲を示した。

鈴木修氏

1978年に社長就任。
2000年にいったん会長に退く。
08年に兼務で社長に復帰。

40年近く経営の実権を握り、スズキを世界的メーカーに育てた手腕への評価は高い。
しかし高齢不安もあり後継体制への移行が急務となっていた。

鈴木俊宏氏

11年に副社長に就く。
その後、スズキの副社長として海外戦略などを担当。

スズキは09年にVW(フォルクスワーゲン)との資本・業務提携を発表。
しかし提携が具体化せず、両社の対立が激化。

VWが保有するスズキ株19.9%の返還を求め国際仲裁裁判所に仲裁を申し立てるなど泥沼化。

現在まで早期解決が新体制の当面の課題となっている。

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